栄養ケアマネジメント 栄養状態の変化

 個々の栄養状態の把握に努め、状態に応じて定期的に見直しを行っています。栄養状態を3段階にふるい分け、身長に対して適正な体重を下回ったり、体重の大幅な減少が見られる場合、経管栄養を実施している場合は中・高リスクとしています。現在、入所されている方の栄養改善の状態を表したものです。
主に昼食時、声を掛けたり献立の説明をして、食事摂取の様子を観察しています。11月には、1名の方、12月には2名の栄養改善(体重、食事摂取量の増加など)が見られました。

◎T・Sさんは、経鼻経管栄養のため高リスクでしたが、ペースト食から徐々に経口訓練を開始し、現在では経管も外れ、五分粥を経口摂取出来ています。状態の良い時は、自己摂取も行っています。
◎体調不良で、大幅に体重の減少が見られたI・Mさんは、高リスクとなりました。状態に合わせ食事形態を変更して様子観察を行ったところ、食事摂取量も日々増加して、現在では全量摂取出来ています。時々むせ込む事が見られ、職員が食事を中断しようとすると、「食事が食べたい!」と中断を断るほど、食欲が戻ってきています。
◎T・Kさんは、入所当時、食事の拒否が見られ偏食がちでした。食事を見て「食べたいけど、こんなに食べられない」と、涙する事もありました。施設生活にも徐々に慣れ、職員や同席者と会話したり、食事について意見しているうちに、T・Kさんに変化が見られました。嫌がっていた食事を、自ら摂るようになり、食事摂取も安定を見せ、落ち込んでいた体重も戻りました。現在では、昼食時にフロアーへ上がると、「本当に食事が美味しくて…ありがとう」と目を輝かせています。

日々、利用者さんを見ていると、どれだけ食事を楽しみにしているのか?という事が伝わってきます。実際に調理師もフロアーへ上がり、利用者さんの生の声を聞くようになってから、「更に良いものを提供していこう!」と奮闘しています。

管理栄養士  高木

栄養ケアマネジメント 栄養状態の変化
 現在、入所されている方の栄養改善の状態を表したものです。
主に昼食時、声を掛けたり献立の説明をして、食事摂取の様子を観察しています。9月には、4名の方の栄養改善(体重、食事摂取量の増加など)が見られました。
 H・Mさんは、食欲も増加し状態が安定しました。T・Iさんは、ここ数ヶ月中リスクでしたが、徐々に体重も増加し、低リスクへと移行しました。経管栄養だったY・Sさん(高リスク)は、入所されてからリハビリの先生と共に経口訓練を開始し、現在では3食とも経口摂取が出来ています。体重が低リスク域に達していないので現在は中リスクですが、入所当時よりも顔色も良くなり、やはり口から食べ物が入ると状態の回復も早いと感じます。
 現在、中リスクのC・Mさんはアルブミン(*注1)の増加が見られています。食欲も出てきて、顔から活気も感じられます。

 いちいの杜では、入所者の皆様に喜ばれる、そして元気になれる食事作りに励んでおります。嗜好調査を実施し意見を聞いてみると、食事が入所者の方にとって、日々の生活の中で大きな比重を占めていることがわかりました。
 普段あまり食事が進まない方でも、食事の見栄え次第で全量を摂取出来ることもあります。ある方は「前にいた所では、味噌汁がぬるくて美味しくなかったけど、ここでの食事は美味しい温度になっていて嬉しい」と、お話してくれました。見栄えはもちろん、温度も食欲を湧かせるには重要です。色々な意見もありましたが、皆様が望むものはやはり「美味しい食事」です。
 食事によって、活気ある生活が送れるよう支援したいと思っています。

管理栄養士  高木
(*注1)血液中のたんぱく質。栄養状態の診断に用いる。基準値を下回ると、低栄養状態傾向となる。